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[艦これ]浮き輪さんクッキー型を3Dプリンタで作ってみた

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はじめに

大人気ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」内にちょろっとしか出てこないけど、グッズ化されている謎のマスコット的浮き輪型生物「浮き輪さん」のクッキー型を作ってみました。

浮き輪さん参考画:公式Twitterより引用

私の使用している光造形タイプの3DプリンターELEGOO Mars2でのレジン出力では、食品に使用するのに抵抗があったので、DMM.makeさんの3Dプリント造形サービスを利用して食品OKなナイロン素材で出力を依頼しました。その過程から完成までをお伝えします。

設計(トレース)

浮き輪さんの公式絵を参考に、円とスプラインを駆使し体長50mmくらいの浮き輪さんの線画を作成します。

輪郭を作成して、薄板フィーチャー片側にt1.5mmで枠形状で押し出し実行します。

浮き輪の中央の穴をスケッチして押し出し。

口の形状をスケッチして押し出し。

輪郭補強を追加。

各パーツをつなぎます。

生地を抜きやすくするため、先端部分を面取りして、鋭角にします。

歯の表現を忘れていたので、ここで追加。

完成!
3Dプリントには関係ありませんが、レンダリングツールで最終レンダリングをかけます。

ツヤツヤテカテカな浮き輪さんの出来上がりです。
このデータをSTLファイル形式で保存してスライサーソフトでスライスデータを作成し、印刷をします。

試作3Dプリント

使用する3DプリンターはELEGOO Mars2
付属のスライサーソフトCHITUBOXを使用してスライスデータを作成します。

4時間ほどかかるので、就寝中に作業させます。
翌朝問題なくできていたので、洗浄して1日乾燥させて翌日にUV硬化機ELEGOO Mercuryで硬化させました。
硬化時間は3分。

型抜きの刃の部分に特に問題なさそうだったので、これで型抜きを試してみます。

型抜きテスト

出来上がったクッキー型の出来を見るため、100均で販売している軽量粘土を使って試し抜きを行いました。
厚み調整ができる麺棒で粘土の厚みを5mmに伸ばして、型抜き。

腕や足の部分は細いせいか、型から抜くのに苦労しました。
抜きにくさは粘土の素材のせいもあるかもしれません。
生地を抜く際は、打ち粉をすれば多少抜きやすくなるかな。

歯の形状しっかり表現できてよかったです。

この型で問題ないことを確認できたので、CADデータをSTL形式ファイルに変換し、DMM.makeに3Dプリント造形サービス依頼をします。

3Dプリント出力依頼

DMM.makeの「3Dモデルをアップロード」より作成したクッキー型のSTLファイルをアップロードし、造形依頼をかけます。

データアップロード

「3Dモデルをアップロード」をクリックし、遷移後のページでもう一度「3Dモデルをアップロード」をクリック

アップロードするファイルを選択するウインドウが出てきますので、ファイルを保存してあるフォルダからクッキー型のSTLファイルを選択します。

アップロード後、DMM側でモデルチェックが行われ製作可否と各素材での見積金額が算出されます。
マイ3Dデータにチェック結果が数分後に反映されました。
※造形不可能な形状サイズ等の場合は、「データ不備のご連絡」メールと、マイ3Dデータページで「造形不可」と表示されます。

造形依頼

「注文に進む」から注文ページに移動します。

造形素材、色、数量を決定します。

合計金額が表示され、問題ないことを確認して「注文をする」をクリックすると、商品がバスケットに追加されます。
バスケットアイコンからバスケット内のページに移動します。

数量金額に間違いがないことを確認し、購入手続きに進みます。

配送先住所、氏名、電話番号を記載します。

支払方法は、クレジットカード払いか、DMMポイント払いの2種類しかありませんので注意です。

これで注文完了です。
送料込みの価格なのは嬉しいですが、やはりお高く感じちゃいますね。
試作にはよいですが、量産向きではありませんね。

注文確定後、指定素材での造形に問題がないか再度データチェックが入り、造形開始となりました。
(夜注文確定し、翌日正午ごろにはチェック完了のメールが入っていました)

発送目安は9-10日となっていましたが、今回は8日で発送完了のメールが来ました。

製作開始時、発送準備時にもメールが入り、注文したものが現在どの状況にあるかを細かく連絡してくれるのはとても親切です。

到着

到着!

結構積層跡がはっきり見えますね。
質感もかなりザラザラです。
ナイロンというより石膏って感じの質感です。
型抜き時にスムーズに抜けそうもありませんが、まずこれで試して駄目なら磨いてみたいと思います。

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